
さて、第八番目の王さま、平等王は、人が亡くなってから百日目で出会うおっかない顔をした王さま。
施しと貪(むさぼ)りについて調べられちゃいます。施しをしていれば「よしよし」とほめられ、むさぼりを旨として生きてきちゃった場合には罰せられます。
この時、天人たちが、声を揃えて言います。
亡者いまだに百日目。我が身のいたせし悪行に、恐れおののく日々続く。
手かせ足かせつけられて、鞭で打たれて傷だらけ。
縁ある男女よ心して、善根功徳を亡者のために、積んでこちらへ手向けるべし。
さすれば亡者たちまちに、苦しみの獄から解かるべし。
……と、ここへ登場するのは、観音さま(百カ日法要の本尊です)。さて、何を王さまに進言し、何を亡者に説き給(たま)うか。
それは明日のお楽しみ。
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さすがに、書いている私も少々疲れて参りました。でも、後二人の仏さまと一人の王さまの登場で、無事に十人の王さまがでそろうことになります。
よほど端折(はしょ)って書こうかと思ったのですが、このお経、最後が実に面白い結ばれ方をするのでございます。
よって、あと4回、ご辛抱の上、おつきあいください。
