六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

十人の王の物語(その7)-初江王の庭先-


 和尚のプログをお読みいただきありがとうございます。

 さて、二七日(ふたなのか)に、大きな王宮の前庭にあたる湿地帯。

王宮の前庭の前には大河あり。これすなわち三途の川。この川には、山水瀬という浅瀬あり(比較的軽度の罪を犯した者が渡る)、江深淵という流域あり(重い罪の者が渡る)、そしてまた橋もかかっている(善をなした者が渡ることができる)。

また王宮前の芝生には大木が一本たっている。これを衣領樹(いりょうじゅ)と名付く。 この木のそばに二匹の鬼が住んでいる。

一匹は奪衣婆(だついば)、一匹は懸衣翁(けんいおう)と言う。
この婆さん鬼は、亡者が生前盗みを働いていると、その両手の指を手の甲に向けてバキバキと折るというおっかない婆さん。
爺さん鬼は、恩返ししなかった者たちの頭と足を持って、えび反りにして折り畳み、背骨を折るというプロレスラー顔負けの所業を楽しそうに執り行う。

また婆さん鬼は、亡者の衣服をはぎ取ると、爺さん鬼がそれを大木の枝に引っかける。
この枝は、亡者の罪の総量に応じて、枝がしなる。
善を積んでいれば、そのままだが、罪が重ければぐーっと垂れ下がる。それを見て、二人の鬼は「ムフフフ、やはりのぉ、やはりじゃ」とニタニタと笑う。

すると、大木の幹の割れ目から、ガチガチガチとレシートのようなものが出てきます。これが罪の総量をあらわしたいわば、罪科(つみとが)伝票。

そこへ、牛頭人体の牛頭(ごず)がイボイボこん棒(鉄製)を持ってノッシノッシと現れ、続いて馬頭体人の馬頭(めず)はムチを持ってズカズカと進みですます。

牛頭、馬頭は、二匹の老鬼から伝票を受け取ると、生前牛をいじめた者は牛頭に、馬をいじめた者は馬頭に、「早く行かんか!」とこん棒で脅かされ、ムチで急(せ)かされて、王宮内の、初江王(しょこうおう)の前へと引き出されるのです。

さて、この王宮で何がはじまるのか……
それはまた次回のお楽しみに。まあ、ご想像の通り、楽しみどころではないことが展開するのですけどね。

◇ ◇ ◇

今日は密蔵院の「写仏の庭」。お手本は「日天」(にってん)。6時間はかかる大作です。
 私は、アイフレンズ江戸川という、視覚障害者のガイドヘルパーのボランティアの会でお話をさせていただいたので、中座。愉快に60分を過ごしました。タイトルは『やわらか頭のススメ』-パワーアップバージョン-。

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