六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

『鹿見塚縁起』その2-変な名前ほど由来がある-


 すでに藤原一門の氏寺として興福寺が710年に建立されておったが、その鎮守として「春日(はるひ)のカスガ」とよばれる土地に、社を建てることになったのじゃ。
 さて、遠い大和の国からお呼びがかかった鹿島の神さま。お供は仲良しの鹿たち。
 一同にぎやかに、茨城県は鹿島の地を出発して、東へ向かった。

 道中これと言った話もなく、一行はやがて下総と武蔵の国境あたりにさしかかった時のことじゃった。鹿島から25里進んだ所だった。
 一頭の鹿の具合がよろしくない。どうも鹿インフルエンザにかかったようだ(諸説あり)。
 鹿島の神や仲間の鹿たちの看護もむなしく、その鹿は息を引き取った。可哀相じゃのう。こころざし半ばにして彼の地に倒れるとは……。
鹿の思いはしかとは分からぬが、無念の思いを察して、村人はその鹿を懇(ねんご)ろに弔(とむら)い、埋葬して、塚を建てた。
 鹿島の神一行は、手厚く葬ってくれた村人に丁重に礼を言うと、墓の中の鹿に対して合掌して、旅を続けた。

 そうして、4人の神々たちを迎えて、春日大社は768年無事に建立と相成った。

 さて、鹿が葬られた彼(か)の地では、細々とその話が伝わっておった。村人たちはいつしかそれは単なる伝説に過ぎぬと思うようになった時、伝えられている塚を掘り起こしてみようということになった。
 土を掘り起こして一同は驚いた。なんと、本当に鹿の骨が出土したのだ。

 以来この土地は「鹿骨(ししぼね)」と呼ばれ、今にいたっておるのじゃ。

 今日はその鹿見塚神社のお祭り。密蔵院から徒歩3分のところにある。

……とタイムリーだったので「鹿見塚(ししみづか)神社縁起」を綴ってみました。
 気がつけば、今日は、14時30分~20時までキャンドルナイト。

 そして明日は、13時~15時30分まで『浪曲の広場』。

 どちらも、どなたでもご参加いただけます。

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