六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

 懲りもせず、鹿見塚(ししみづか)神社縁起


 密蔵院がある場所は、シシボネ(鹿骨)……。「何だか不気味な名前ですねぇ」と、よく言われる。
 じつは不気味ではないし、結構面白い由来がある。
 しかればちょいとその紐解きを…。ベ、ベンベンベン

 大和(やまと)の国の東の方、常陸(ひたち)の国(現在の茨城県)に、たいそう武勇に優れた建御雷神(タケ・ミカヅチ・ノ・カミ)がおった。雷という名前がついているくらいだから、そうとう強かった。弁慶の何百倍も強かった。
 やがて、彼は武神として「鹿島(かしま)の神」として崇拝され、鹿島神宮が建てられた。紀元前660年頃のことである。

 鹿島の名前の通り、彼は強かったが、動物、特に鹿を良き仲間としておった。まだ、人間も動物も虫も、仲良く暮らしていた時代のことじゃ。彼も鹿の毛皮も身にまとい、手にする武器も鹿の角や骨を細工した、独特のものじゃった。まだ日本の国が、騒乱の時代じゃ……(いきなり古老の話し方だが、ご勘弁ください)。

 それから、星を数えること約一千年の時がめぐった。

 大和の国(現在の奈良県)には、藤原という一族がたいへんな勢いをもって地域の統制していた。
 その力を示さんと、あるいはまた、その力にあやかろうと、人々は藤原の「藤」からイメージされる「藤色(紫)」を尊い色と考えるようにさえなった。 
 またその末裔たちも名字に「藤」の字をつけるようになった。佐藤、齋藤、伊藤、後藤、加藤、藤井、藤倉……皆の友人にも、藤がついた名字を持つ者がおるであろう。それはみな、藤原の流れなのじゃ(……という説が本当にあります。名取注)。
 
 さて、この藤原氏が、一族の安寧と、国の五穀豊穣、民の平安を願って、神社を建てようと発願(ほつがん)したのじゃ。

……ぐはっ、長くなったので、今日はここまで。続きはまた、次回。 

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