
どうしても長くなるから、今日は頑張って短めに……。
お盆は仏教行事というより日本の伝統行事といったほうがいいかもしれませんね。
正月と中元になつかしい我が家へ帰ってくるという親しい亡き人たち。
ところがこの人々をもてなすには、ちょっと不自然な支度が行なわれます。
向かえるための精霊棚(しょうりょうだな)というテーブルには、笹などを立てて、そこに紐をまわして、さまざまなもの(ホオズキやササゲなど)をつり下げます。これって、餓鬼たちを呼ぶために日陰を作っているんです。
そして「ミズノコ」とか「アラレ」と呼ばれる、小さく切ったナスやキュウリ、お米をまぜたものを葉っぱのお皿の上に載せて、きれいな水とミソハギを用意します。私が死んじゃって、年に二度三泊四日くらいで帰ってきた時に、こんなのを食べさせられたんじゃかなわない……。
そうこれも餓鬼用の食事です。
もちろん、棚の上にはそうめんやら、カボチャの煮つけなど、亡き人用の食事も用意されますが、同時に施餓鬼もやっているんです。
なぜかというと、我が家の先祖だけをもてなしたのでは、こちらの心が、自分のことしか考えない”餓鬼”になっちゃうから。そして、施餓鬼本来の意味である我が家の人々の延命(長寿)を願ってのこと。
心麗(うるわ)しい行事なんですね。
東京はあと一月でお盆を向かえます。密蔵院のある鹿骨(ししぼね)は、殆どが八月なんですけどね。
明日、日曜日は15時~16時、江戸川区大杉小学校の「道徳公開講座」で1時間お話をさせていただきます。ご近所の方、ちょっと寄ってみませんか?
笑顔の週末をお過ごしください(ぐはっ、充分長かった……┏〇”┓)。
