六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

仏教でお葬式をするわけの一つ。


 都市部の葬儀は、今や6割が『お坊さん要らない葬』だと聞いた。

 その場合、遺族は亡き人のことをどんな存在として送って行くのだろうと思う。
 察するに「死者」として火葬場へ送り、「死者」として墓地に埋葬するのだろう。
 つまり亡き人は「死者」のままである。もちろん「父」であったり「母」であったり、家族の中での呼称はそのままなのは分かる。
 「死んだお父さんがお墓に入っている」のであり「死んだお母さんが見守ってくれている」というところか。

 しかし、そのままでは、マズイのではないかと思う。遺族は「死者」に対して何かの負い目を持っている。
「生きている時ああしてあげれば良かった」
 あるいは、今の自分の現状について
「あの世から、私たちのことを心配しているのではないか」などである。

 昔から日本では「死霊」は祀れば恩恵を与え、祀らなければ「障る」と考えられてきた。
 仏教でお葬式をすると、「死者」は「死霊」ではなく、戒名をもらって「仏弟子」になる。少なくともお坊さんはそのつもりで拝んでいるし、檀家の方々も共通認識があるからこそ、仏教でお葬式をする。
 
「仏弟子」になったら、もう子孫に祟るのようなことはない。仏弟子はそんなワガママなことはしないからである。

 一部の寺院が戒名料と称して法外な布施を要求する話は聞く(密蔵院では檀家さんであればすでに仏教徒だから、普通の戒名なら戒名料なんか無い)。

 葬儀屋さんから頼まれたお坊さんのほとんどは、遺族から頂いたお布施や戒名料の半分もしくはそれ以上を葬儀社にキックバックするシステムになっているそうである(これは遺族に対する詐欺だと思う)。

 できれば、健全な形で「戒名」をもらって、仏弟子としての先祖を持つことをお勧めする。、

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