
長野の善光寺をはじめとして、大きなお寺には、本堂の下の真っ暗な通路を歩く「戒壇めぐり」と称するお参りがあります。
最も奥には鉄の輪が取り付けられていてそれに触れれば吉だとか、あるいは本尊さまの分身がおまつりされていたり、不思議な体験ができます。
心理学者はこれを一種の疑似「胎内回帰」と言います。一度お母さんの胎内に戻って生まれ変わるということなのだそうです。
10年ほど前に密蔵院の本堂の下にこれを作れないだろうかと、工務店に聞いたら
「密蔵院の本堂は、一階部分に土を入れて支えている構造なのでかなり難しいです」とのこと。
しかし、私の諦めは悪く、戒壇巡りをしているお寺に勤めたことのある仲間に話したら
「あれは、管理が大変なんですよ。入った人と出た人の数をしっかり確認しないといけないんです。真っ暗な中で何かあったら大変でしょ」という危機管理の解説をしてくれました。
仕方がないので、とりあえず諦めました。
この戒壇巡りではありませんが、日本には巨大な仏さまが何カ所に建てられていて、ニューヨークの自由の女神よろしく、階段やエスカレーターで登って外が見られる……。
さて、千葉にある観音さまで閉門時間ギリギリで巨大な観音さまに入った所、知らぬ間に時間がきた。タイマーセットとは思えないが体内の電気がパッと切れる。外へ出ようとするとロックがかかっている……そんな体験をした人がいます。
幸い先に外に出ていた家族に助けを求め、無事に「生まれ変わり」を果たせたそうです。
やはり、入った人と出た人の数は確認しないとこういうラッキー(?)なことがおこるんです。わははは。
