
昨日二十一歳の次男と車に乗っていて、「愛と愛情」の違いについての話になった。
父「違うのか?」
子「だって、愛に情けがつくのが愛情だもの、違うっしょ」
父「そうかなあ。英語でも違うか?」
子「英語は、わかんないけど……」
で、今日再び思い出して、こういうややこしい問題は、山田忠雄さんに聞くのが一番だと、同氏監修の『新明解国語辞典』(三省堂)を引いてみた。
【愛】個人の立場や利害にとらわれず、広く身のまわりのものすべての存在価値を認め、最大限に尊敬して行きたいと願う、人間本来の暖かな心情。
……なるほど、凄い解説だ。
続いて
【愛情】(夫婦・親子・恋人などが)相手を自分にとってかけがえのない存在としていとおしく思い、また相手からもそのように思われたいと願う、本能的な心情。
……さすがである。
よって愛情とは、相手にも期待するところが大であることが判明。ここが単なる愛とは違う所である。
そして、仏教語の【愛】を『大辞林』で調べると……
[人や物にとらわれ、執着すること。むさぼりもとめること。渇愛。]
私の心も時として[愛」と「愛情」と「仏教語の愛]のもつれアイであることだなあ。
