
「出たとこ任せ法話」とは若干ニュアンスが異なるが、現場へ行って考えるという話の会を続けて、昨日が7回目と8回目。
ところは三井化学の工場である。石油からさまざまなものを作っている。否、それだけではなく、工場自体の設計する部門まである。
巨大な機械群の中に、それぞれコントロール室がある。24時間稼働である。ボーッとズーッとしている坊主には、縁遠い世界だが、そこで働いているのは、それぞれ人生を背負って生きいる人たちだ。人生というフィールドならば、坊主との距離は近い。
ヒューマンエラーという業界用語には無縁の、エラーばかりの人生舞台。誰かが言っていた……
「人生とは最初にテスト。そのあとにレッスンだ」と。
仏教的生き方に憧れて、少しずつ訓練している坊主の「出たとこ法話」がどれくらい役にたつのか、ならぬやら。一日に二つの職場を回るという看護婦さんが発案した前代未聞の法話の時間は、11月まであと6回続く。
