
埼玉県川口市へ。お寺の行事に合わせて「般若心経についてお願いします」という初の依頼。通常は行事のことを絡めてお話しさせてもらうのだが、今回は心経だけに的(まと)を絞った60分。
いつものように、マイクはないものとしてお話しさせていただいた。「マイクにたよると自然な喋りはできません」という村上正行さんの生前のアドバイスを私は生涯忠実に守ろうと思う。
川口まで行ったのだからと、そこから車で10分圏内の叔母と叔父の顔を見に行った。元気そうだった。叔母はお寺に嫁ぎ、叔父はお寺に養子に入ったから二人ともお寺だが、突然訪問したので、それぞれで、「あら、久しぶりじゃない。どうしたの?」との問いに……
「いや、近くのお寺まで来たから、このまま顔も見せねぇで帰ったんじゃ、芳彦は水臭いだの、薄情者だとの、言われちゃかなわねぇからねぇ」--と渡世人みたいな紋切り型の、軒下三寸借りてのご挨拶。うははは。
帰坊してからが忙しい。密蔵院の町会を含めて両隣の町会、3つとも今日と明日が盆踊り。それぞれ檀家さんや、お知り合いが町会の役員だから、ちゃんと義理を果たさないとこれまた
「密蔵院は不義理だ、付き合いをしらねぇ寺だと言われちゃかなわねぇから」(そんなことを言う人はいないが……)というわけではないが、お寺というのはそういうもの。
夜になってから行ったのでは、テント内でたいへんな接待を受けて、返り討ちは必定。よって、盆踊りが始まる前に、ご挨拶。
二度目の帰宅をして、台所へ入ろうとしたら、写真のような、夕風夜風の通り道……。エアコンいらずの江戸川デゴザンス。
夕飯食べては、聲明liveをやらせてもらっている新小岩のライブハウスへ自転車でレッツラゴー。敬愛する”芳晴&KYOU”の出演。二胡とピアノと歌のマッタリした時間。
なんだか密蔵院の庭先で、何の用事か、行ったり来たりしている……ベ、ベンベンベン……蟻のような7月19日である。
