
「結婚したら、仲人は三回やるのが良い」--こんな言い伝えがあるのをご存じだろうか。
つまり、こういうことである--お仲人さんのおかげで、結婚して(仮にも)幸せになることができたのだから、そのご恩返しに自分たち二人の分、そして、更に一つ加えて三回は仲人を勤め、幸せなカップルを誕生させるのが人の道である。
というわけで、今日、家内共々、生まれてから二回目の仲人を引き受けさせてもらうことになった。挙式は年末である。
少し前まで、仲人は「仲人親(なこうどおや)」と言われていた(私も知っている言葉である)。媒酌人としての勤めから「盃親(さかずきおや)」とも。新郎新婦と仮の親子関係を結ぶからである。
もちろん、かつてのお見合い結婚では、実質的にお見合いを席を設定する仲介役であり、仕切り役である。花嫁花婿それぞれの家では、各々考え方の違いがあるから、中立的な立場として、若い夫婦の良き相談役となるべき立場だろう。
最近の披露宴会場のデータでは、仲人をたてる結婚式は三割を下回っていることだろう。家と家との縁組(えんぐみ)ではなく、新郎新婦の個人的なイベントとしてとらえるからだと思う。
仲人をたてない結婚式で結ばれた二人も、相談役のような人がいるといいと思う。たった二人では喧嘩したら終わりである。そこに夫婦生活をどうにかやり繰りしてきた経験のある相談役が入ることで、丸く納まることがあるだろう。--たとえ「頼まれ仲人」であっても、そんな仲人でありたいと思う。
写真のラピュタのロポットは「一輪挿し」なのだが、さっき写真を撮ったので花を調達できなかった……残念である。これを称して「ハナはだ残念」と言う。うははは。
※「何人(なんびと)たりとも、自分たちのような、こんな不幸な結婚生活をさせたくない」と仲人を引き受けない夫婦もあろうことは、承知の介である。ぎゃははは。
