話のキッカケは昨年だったろう。京葉地区のコンビナートにある某大化学企業の工場の健康管理室の看護士さんからの連絡だった。『般若心経、心の大そうじ」を何気なく買ってくださったそうだ。
「5月から月に一回、観自在ということについて、職場ごとにお話してくれませんか」
従業員の方々が、ともすれば陥りがちな心身共に閉塞的な状況から、せめて般若心経の「空」にもとづく心のしなやかさを提示したいというのが、主眼である。
この企画で興味を持ったのは「職場ごとに」という点。大人数を対象ではなく、こじんまりとした枠の中で進めるというのは、私にとって初めての経験だ。
片道45キロを走って、工場に着いたら、一つの職場で約1時間。合計二つの職場を回ってお話をさせてもらう。名づけられたのが「職場巡回レクチャー」(実際はレクチャーなんてものではない、法話というか、世間話というか……)。
今日が第一回目だった。このあと、11月まで月に一回のペースでお伺いすることになる。お話しする方は異なるが、極力同じ話はしないようにしようと思う。でないと、私が惰性に陥る危険性があるからである。どこまでできるか、自分への挑戦だ。
この企画をしてくださったSさん、認めてくださった上司の方、そして聞いてくださった方々、ありがとうございます。┏〇”┓。
