昨日、生まれて初めて、一日にあんなに沢山の名刺交換をした。
寺に戻って数えてみると25枚あった。
多くのお坊さんは、名刺交換をする場はほとんどない。100枚作れば3年は持つだろうし、私もそうだった。
昨日は、幸いにして自分の名刺が20枚くらいはケースに入っていたのだが、何人かの方には不義理をしたことになる。
縁をつなぐ名刺は、私が思っている以上に、重要なアイテムなのだなと思った。
しかし、3年前に作った名刺が底をつく。たまたま檀家さんが勤めて養護学校の生徒さんが自分たちが漉いた「手漉き和紙」で名刺を作ってくれるそうなので、お願いした。
その後連絡があって「手漉きの和紙にパソコンとプリンターでつくるので、防水加工できないんですけどいいですか」とのこと。
「……?」--ということは、普通の名刺は防水加工がしてあるということを初めて知った。
あらためて、いただいた25枚の名刺を見てみると、なるほど、お茶をこぼしたくらいでは字は滲みそうにない。
滲むくらいのほうが、手作り感があっていいかもしれないと思う。
それにしてもこの25枚の名刺はどのように、どれくらいの期間保管すればよいのだろうか……世情に疎(うと)い坊さんとしては悩むことろだ。
