お檀家さんが、最寄りの地下鉄の駅のそばに保育園を作った。
昨年夏に地鎮祭をやって、4月からのスタートを控えて、今日、落成のお経を頼まれた。
真言宗のお坊さんとしては、そこにあるもの、その空間など全てが本尊さまだという世界観を持っているので、真新しい園舎のメインルームの真ん中で拝めばそれでいい。---出かける前に家内相手にそんな話をした。
…坊さんでない家内に話したら気がついた。
坊さんの私は良くても、その場にいる設計士さんと代表者のお檀家さんの二人は戸惑うだろうな、そっか、分からないだろうな……と。
ではどうする?「見えない本尊に対して拝みます」なーんて言っても、????であろうし、だからといって、持っていけるようなお地蔵さまの仏像は密蔵院に無い。
で、とどのつまり、そんなら自分で作ってしまえ!作戦と相成った次第。
色紙と絵筆を持参して、園舎でお地蔵さまを三体描いて、「はな保育園」という名前にちなんで「はな地蔵」と書いた。
それを本尊さまとして開眼して、お経をあげた。
これを称して、フレキシブルと言うか、臨機応変と言うか、行き当たりばったりと言うかは、仏さまの采配に任せよう。
