今日、諸事情があって、お寺を継ぐことになった女性と話をした。
彼女、いわく---
「私は犬派なのに、この間お寺の玄関先でしゃがんで泣いていたら、いつもは寄ってきたことのない野良猫がすり寄ってきたんです。それに今日はマンションを出る時に、いつもは知らぬふりをしている猫が玄関先でちょこんと座って私の顔を見上げて鳴いて離れないんです。これって、何か意味があるんでしょうか?」
--「少なくとも、日常と違ったことが身の上にふりかかったことに、『何かの意味があるはずだ』と思いたいという、心の状態にあなたがあることは確かなような気がするよ」と答えた。
自分のしたこと、自分の身におこったことに何らかの意味があるはずがと思いたい人は私の周りにも多い。
今日の天気が自分にとってどんな意味があるのか……何十万という人に起こっていることが、私個人に対して特別な意味があるように思うのは、少なくとも自分の心がそれを望んでいるからだろう。
あるがままを、そのまま受け取っていく。意味は考えない、そんな強い生き方をしていられたらと思う。
