『仏教タイムズ』9月6日号「本だな」より転載です。
三笠書房 『般若心経 心の大そうじ』 名取芳彦著
本書は般若心経の内容についてわかりやすく解説した一冊。真言宗豊山派僧侶の名取芳彦氏が、256文字に込められた教典の意味を、ユーモア溢れるエッセイと共に紹介している。
般若心経というと今ではチョットしたブームだが、短いながらも教典は教典。その内容はチョットどころか実は大変難しいのである。
しかしこの”芳彦流”は誰にでも読める易しい内容。なんせ「般若心経」というタイトルさえ「心の掃除ができて、気持がやすらかになるエッセンス」が入った教えだと訳してくれるのだ。
本文も「もっと陽気に生きよう」「あなたが『人生の主人公』」といったくだけた構成。中には、少しホロリとさせる良い話なんかもまじっており、読み物としても十分楽しめる内容だ。
この世に仏教書は数多あれど、ここまで読みやすいのは稀。ホント、目からウロコの発見に溢れた良書である。(A6版・269頁・価559円)
ありがたい書評でございますことよ。 合掌
