
全体として丈夫なものを作るのには、一つ一つの部品をしっかりとやっていくが大切なのだと思います。
密蔵院は、最寄りの駅(JR小岩・新小岩。都営新宿線篠崎)からはどうしてもバスかタクシーになります。
このお寺に入った24年前から、毎年色々なことをお寺でやってきたつもりです。しかし、なかなかお寺に人が集まらない、否、集まってくれてもその輪が広がっていかないというのが私の苦悩の一つでした。
特に若い方が集まらないのは、駅から遠いからではないか……そんなふうに考えていました。
ある時、人が来られないのなら、こちらから人が集まる所へ、出ていけばいいではないか!と考え直しました。そして、フリーマーケット布教、カルチャーセンター講師、聲明ライブなどがスタートしました。
私としては「仏教的生き方」の呼び込み人のつもりで、宗派の教えや信仰心を説き聞かせるという立場は一切取っていません。
勉強もしていないし、信仰心もあまり無いから仕方ありませんから。
そんなここ十年ほどの活動が、一つ一つのの塊になりつつあるような気がします。50歳を前にした49歳になる今年、そんなことに気づきました。
先週の日本の英字新聞『ジャパン・タイムズ』に、ロイター通信発として、「ジャズクラブで僧侶が聲明」という記事が掲載されたそうです。
日本語訳は⇒http://www.excite.co.jp/News/odd/00081187729916.html
そして、8月には、カンボジアの孤児院の天使のような子どもたちのイベントの宿泊所として3泊4日密蔵院を使ってもらいました。50人~60人の人たちが、我が家として泊まってくれました。
日本の若いボランティアスタッフも我が家同様にいてくれました。
宿泊を終えて次のイベント会場の岐阜へ出発する朝。カンボジアの10歳位の女の子が「私、ここに住んでもいい?」と聞いてくれました。
「いいよ」と答えました。
私と、密蔵院の石垣作りはこれからも続きます。
