『折れた線香の半分でもあげてやっておくんなせぇ』
浪曲や講談の話の中の人物が、決死の覚悟で何ごとかに臨む時に使われる名台詞です。
人の情(なさけ)がたっぷり入ったいい言葉です。
とはいえ、逆に言えば「折れた線香は、普通はあげないでしょ」ということでもありますが。
とほほほ、私は毎朝本堂で、4本(仏さま分で3本、檀家の先祖のために1本)のお線香をあげるのですが、折れた線香を使う時には、4本全て折れたお線香を使っている程度。1本だけ折れたお線香では、何だが不公平のような気がするからです。
心が大きくなれるような、もっと別な使い方はないだろうか……。
