従兄弟の奥さんが亡くなった。従兄弟といっても父の兄の息子だから、すでに80歳というところである。お嬢さんは早世して、長男とは折り合いが悪いらしい。「供花や香典はお断りします」という案内があった。まあ、それはそれで仕方がないとして、私としては亡くなった奥さんへの思いがあるから葬儀に参列してお焼香するだけでなく、何かしたい。私のその思いは、いくら喪主でも断れない。で、朝、六地蔵と「迷っている間は城壁に囲まれた城にいるようなもの。悟ればどこでも自由自在に行ける。もともと東西なんかは基準が曖昧で無いと一緒である。東西がないのに、南北をいったいどこに求めようとするのか(こだわりから離れて自由に心にればいいのだ)」という四句を書いて棺に納めさせてもらった。私なりの彼女との別れである。

