41年前に披露宴をした東京會舘で、結婚記念日に合わせて家内と食事。ご詠歌の仲間から莫大な額のディナー券とチケットを昨年いただいていたからだ。義母がいつ亡くなってもおかしくなかったので、延ばし延ばしになっていた企画である。普通ならワインのボトルを頼むところだが、今回は、出てくるお料理ごとにペアリングをしたワインを出してもらった。東京會舘でこれをやるのは、かなりの太っ腹である。ソムリエが「ご予算はどのくらいでペアリングさせていただければ・・・」と言うから、「大丈夫です。いざとなったらスイカがあります」と冗談で言った。いただいたチケットをすべて使う覚悟だったから心配は、ほとんどなかった。ソムリエの感性に仰天した。久しぶりに家内とお料理とお酒の話題だけで3時間過ごした皇居のお堀端だった。
