ご朱印をもらいに来る方の中に、「節分当日にはお参りできないのですが、日付を2月3日にしてもらえますか?」「誕生日にはお参りできないのですが、日付を私の誕生日にしていただけますか?」と恐縮しつつおっしゃる方がいる。「もし、ウソの日付を書けば、ご自身の人生の中に小さいながらもウソが混在することになります。仏教は、嘘や偽りのないものは素晴らしいという世界観の上に成り立っているので、日付のかいざんはしないほうがいいでしょう」と申し上げる。「私がウソの日付を書けば『あの住職はウソ書いたりするんだよ』と言われることになります」ともお伝えする。御朱印にウソの日付を書くのは、双方にとって益無しである。どはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2023年02月11日