120年間住職不在だった密蔵院に入った30年前、父が「俺のをやるよ」とくれた革装の葬儀用法衣カバン。長男が修行を終えて帰ってきた12年前、「おじいちゃんの形見だから、あげる」と長男にバトンタッチした。そして、いよいよお役御免の様相である(写真)。そのままでは大きくて処分できないから、涙しながら(嘘です)切り刻んだ。長男も私も感慨深い品である。三代に渡って個人的に使用される物は、あまりないのかもしれない。
和尚ブログ ほうげん日記
2023年02月01日