横浜から、ほぼ毎月お参りにいらっしゃる御朱印ボーイ(おにいさん)のSさん。毎回、言葉入りの御朱印をご希望される。今日書き終えて渡すと、思いついたように「お地蔵さまをサンタクロースにできませんか」とおっしゃる。
「サンタ地蔵は2週間ほど前に思いついたけど、坊主頭が帽子で隠れるのでお地蔵さまじゃなく、ただのサンタになっちゃうからやめたんだ」と言った。すると「観音さまならいけるんじゃないですか」と食い下がる。「それならいけるかもね」と言うと、描いて欲しそうな顔をする。「描いたことがないから1時間くらいかかるし、これから本の原稿書かなくちゃいけないんだ。だから、イヤだ」と笑って断った。あはは。
原稿を一本書いたので、サンタ地蔵とサンタ観音に挑戦してみた(写真)。左端は、描くうちに四天王の一人みたいになった。観音さまは(話に聞く)クリスマスシーズンのキャバクラみたいだ。右端は寒がりの大僧正然(ぜん)としている---ということで、ぜんぜん納得がいかない。納得が行くようなものが描けるまでには、やはり1時間は必要なのだ。どはは。
この絵をごらんになって「サンタ地蔵(サンタ観音)の御朱印をください」と密蔵院に来ても、私がよほどヤケッパチになっていないと描きませんのでご了承ください。ぎゃはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2021年12月12日