虎造の『清水次郎長』~秋葉の火祭り~にこんなセリフがある。「ここへ奉公していて訳あって、こっちへ住みかえて、今度の主人の前で、前の主人を悪くいったら、今度の主人が喜ぶと思うか、喜ばねぇぞ。『この野郎わきへ行ったら、俺のことをこういうふうにまた貶(おと)すンだ』と思うと、そこの扱いが違ってくらァ」---このことは、転職の場合はもちろん、お稽古ごとで先生を変えた時などにも充分通用する。40歳までに身につけておきたい、心おだやかに生きるための処世訓である。ぐはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2021年05月27日