今日は「写仏の庭」(感染予防対策をして通常通り開催します)。お手本は「金剛牢持金剛菩薩」--(いつでも、どんなことがあっても心おだやかに人になりたいという)悟りに憧れる心を持ち続けるのを応援する仏さま。悟りに憧れる心の強さを「独鈷(密教法具)」で表します。♪ボロは着てても心の錦、とんな花よりきれいだぜ~♪は水前寺清子さんの「一本独鈷の歌」。男はこうあれ!という昭和ロマンの名曲。それに関連して前説で披露しようと必至に覚えたのは、この名セリフ--「ああ、お蔦(つた)さん。棒ッ切れを振り廻してする茂兵衛の、これが、十年前に、櫛、簪(かんざし)、巾着ぐるみ、意見を貰った姐あねさんに、せめて、見て貰う駒形の、しがねえ姿の、横綱の土俵入りでござんす」--写仏会場準備をしながら、独り悦に入り練習していて、気がついた。このセリフが使われるお芝居は「一本独鈷土俵入り」にあらず、「一本刀土俵入り」だった。ぎゃはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2021年02月17日