実家用のお年賀を買いにショッピングセンターへ娘と行った。娘が家内に頼まれた犬の散歩用の手袋を“無印良品“で探している間、私は通路のベンチに座って待つことにした(疲れたからである。どはは)。すると目の前で、おじいちゃんとおばあちゃんと、3㎝ほどの厚さのカードの束を持った、孫の小学生低学年の男の子が立ち止まった。何か話し合うと、男の子は持っていた小さなバッグから取りだしにくそうに(まずカードをどこかにしまいなさい!)出したのは三枚の千円札。枚数を確かめるように開く千円札は、紛れもなく三折れのお年玉バージョン(写真はイメージです)。カードをもっと買いたいらしい。男の子と昔の自分が幻のように重なって見え、まさかと思って目をこすったところで、役目を果たした娘が「お待たせ」と言いながら帰って来た。お正月は時間がねじれる期間なのかもしれないと思った。
和尚ブログ ほうげん日記
2021年01月04日