今日は法事とお葬式が重なったので、私と副住職が手分けをすることになる。数日前に喪主にその旨を伝えると、「うちのほうは、副住職さんがいいんですけど」とおっしゃる。「副住職でいい」ではなく「副住職がいい」とおっしゃるのだ。ご子息が副住職と同級生で、以前副住職が拝んだ時に「名取もお寺の跡継ぎとして頑張っているんだなぁ」とインスパイアされたらしい。今回の葬儀でも、それに近いものを目論んでおられるらしい。
今まで、先輩たちが「檀家さんに、副住職に拝んほしいって言われたよ」と寂しげに言うのを聞いたことがあるが、それは私の誤解だったようだ。「副住職さんに拝んでもらいたいんです」と言われた私はとても嬉しかったからだ。
和尚ブログ ほうげん日記
2020年11月15日