昨日、お父さんの一周忌の法要のお供物を持ってきたお嬢さん。家内と副住職が対応したていのだが、彼女のファンなので、私も玄関まで出て行った。私の姿を見たとたん「住職~、明日の後席は獺祭と中将を用意したからね~」と言う。お父さんの法事も終わっていないのに、私の顔を見るなり、後席のお酒の話である。お父さんを喜ばせたあとは、住職を喜ばせようという魂胆である。素直に、その気持ちが嬉しい(もちろん、獺祭と中将も嬉しい)。11時開始の法事で、みなさんが帰えられたのはたぶん2時半くらいだろう。そうして、亡き人の思い出と美味しいお酒を堪能して寝入った私が起きたのは5時間後の午後7時半である。あの世で一周忌(一歳の誕生日)を迎えたTさん(戒名、真久さん)は「住職、飲みすぎだよ」とニヤニヤしているに違いない。あはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2020年10月24日