「好きなことを しているのなら 嫌な顔 しなさんな」は私の座右の銘の一つ。現に好きなことをしている人は「好きなことをしているんだから、嫌な顔はしませんよ」とおっしゃる。ところが、この言葉はもう少し深い意味がある。
「好きなことをする時に必然的に起こる事態にも嫌な顔をしない」ということだ。私は好きでお地蔵さまを描いているのだが、時に顔の輪郭が丸く描けないことがある。そんな時も「これは描き手の私の心がねじ曲がっているのだな」とニコリと笑う。涎掛けの彩色に使うカラー筆ペンのインクが無くなった時も「これで新宿の世界堂へリフィルを買いにいく理由ができた」と喜ぶ。
好きなことをしていても、それに付随する困難は出てくる。それらも含めて、嫌な顔はしないでいたいと思うのだ。なぜなら、好きなことをしているからである。うはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2020年09月18日