私を自己嫌悪にするほど家内の書く字は上手ではない。しかし、下手くそだとも思わないし、素直で良い字だとさえ思っている。それでも、本人はクセのある字だと思っているらしく、もっと上手になりたいと、随分前にペン字のテキストを買ったそうだ(写真)。ここ2、3日で、ついにやる気になったらしく、開いてテーブルの上に置いてあった。
それを見て「このテキストを作った人は洒落たセンスをしている」と思った。
6日目の練習らしいのだが、その冒頭の言葉が・・・「すなお」である(写真)。あはは。
クセ字を克服しようとする人に、「すなお」の字を練習させようというのだからアッパレである。
このテキストを買った人は、6日目にこの3文字を何度も書くことで、「問題は自分のクセ字ではなく、“すなお”でない自分の性格のほうかもしれない」と気づくに違いない。仏教を土台にした私の自己啓発系の本より、ずっと自己啓発効果が高いと思う。わはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2020年08月01日