友人の父君が亡くなったのは二カ月ほど前のこと。自粛期間中だったのでお葬式のお焼香に行けなかった。香奠を郵便書留で送ってすむ関係ではない。だから、今日、家内と一緒に新盆見舞いに行ってきた。新盆見舞いは、都市部では風化していく(いる?)習慣かもしれないが、肩の荷が一つおりた気がする。そして、3日で仕上げると約束した、坊さん仲間用の二千字のサンプル原稿もメドがたった。これで、二つ目の肩の荷もおりた。すると不思議なことに、エスカルゴのバター焼きが無性に食べたくなった。食べたくても、そう簡単には食べられない(夕飯は家で食べたいから、サイゼリアには行けない)。そこでカマボコで代用することにした。エスカルゴバターは、タマネギ、ニンニク、パセリとバターをプロセッサーで混ぜるのだそうだ。しかし、冷蔵庫にパセリがない。パセリがないとバターが緑色にならない。私ごとき料理の初心者は「パセリは料理の付け合わせであって、わざわざ買うようなものではない」という思い込みがある。それを長男に言ったら「そんなことを言うなんて、パセリ農家の人に失礼だよ」と叱られた。ベソをかきながら、スーパーにパセリだけ買いに行った。150円だった。妙な一日だが、白ワインはきっと美味しいぞ!
和尚ブログ ほうげん日記
2020年07月02日