福島の海側の地域は通称「浜通り」。この地域の豊山派の青年会が震災以後、私の描いたお地蔵さまと言葉でカレンダーを作って、檀家さんに配ってくれている。昨日「言葉とお地蔵さまの種類を使い切ったので、使い回しをしてもいいですか」と聞かれたから、「えっ?! 新しく書くよ」と答えた。当時、なけなしの素材を贈呈したわけではない。いくらだって描けるし、書ける。あとは時間の問題だけだが、時間などは作らないとできないから、今日書いた。切ったり、貼ったり、重ねたりできるようにお地蔵さまだけを数種類描き、言葉付きを74種類書いた(言葉を活字データで見ても、ちっとも心にしみ込まないのだ)。これで、お地蔵さまのレイアウトは印刷会社のデザイナーが、言葉は青年会の会員が投票して決めればいいだろうという目論見である。今日やろうと思っていたことはできなくなったが、なーに、明日できることを、今日することもあるまい。ぐはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2019年08月11日