「一人称童話ってお読みになられました?」と学童保育の指導員の方に聞かれたのは一カ月前のこと。やっと手に入れた。桃太郎、シンデレラ、浦島太郎が一人称で自分の心象で綴っていく。そこから読み手の数だけスピンオフ作品が生れる。自分が桃太郎なら、鬼なら、雉なら、おじいさんなら・・・。良く知っている一つの童話から、この世界で紡がれている無数の命の物語へと、想像の翼が拡がる。ライフワークにしている物語の中で似た手法を使っているが、自分でも童話のスピンオフを書きたくなった。しかし、今は、今月末の締め切りの原稿をあと15本ほど書かなければならない。絵本一冊で、やりたいことは一生ではやりきれぬと覚悟させられ、優先順位をつけようと決意した。むはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2019年06月23日