今日は亡くなった義父の3回忌(丸2年)の法要。同宗派のお寺が菩提寺で、丁寧なお経とお説法をいただいた。それまで「亡くなった○○は・・・だったんです。でも死んじゃいましたけどね」と、亡くなったことを最後に添えていた言っていた人が、「亡くなった○○は・・・だったんです」と、亡くなったことを会話の最初に持ってくることが多くなるのが3回忌以降というのが、現場の坊主の感慨である。亡き人のことを心から「もういないのだ」とあきらめられるのに丸2年かかるということだろう。その人がいなくなって、同じ季節を2度経験するのだ。「石の上にも3年」という諺は、3年目にはいろいろ分かるという意味かもしれない。
和尚ブログ ほうげん日記
2019年05月06日