「長谷の観音、福観音」と言われてる大和長谷寺の本尊、十一面観世音菩薩。古来「長谷にお参りして帰ると、良いことが待っている」とも言われている。で、帰宅するとソフトバンク・クリエイティブ(出版社)から、ベトナム版の『あきらめる練習』の筆者贈呈分が届いていた。ゆったりと人生を進むイメージを舟に託して、アオザイの色合いさながらに、とてもきれい色のカバーで、内容にピッタリだと思った。途中で放棄する意味を持つ「あきらめる」という言葉だが、この本は「明らかにして、ものごとを見極めたうえで、きれいさっぱり諦める」という仏教の知恵を土台にして書いた。遠い国でどんな人がページをめくってくれるのだろうと、妙に暖かい気持ちになった。
和尚ブログ ほうげん日記
2018年11月03日