こんな文章に出合った――朝寝坊を叱るときは「早起きということは難しいものだねぇ」と言いいなさい。のろまを叱るときは「物事を機敏に裁くというのは、骨の折れるものだねぇ」と先方の身になって教えなさい。こうした言い方は、「あなただけではなく誰でも難しいものです。私もなかなかできないで困っているのです」という気持ちが含まれています。だから、諭された方は「なあに、その気になればやれないことはありません。やってみますよ」という気分になります――あはは、私が言われたら「でしょ!」と甘えてしまいそうだ。
和尚ブログ ほうげん日記
2018年10月16日