昔、大陸に、一つのことに夢中なる達人のシュウ・チュウリョクさんと、最後までやり抜く名人のタツ・セイカンさんという夫婦がいた(夫婦別姓が許されていた遠い昔のことである)。二人の間に生まれたジツカンと名付けられた男の子は、事情があってジュウさんの家の養子になった。この子は両親の性質を受け継ぎ、なにごとかを始めると夢中になって最後までやり抜く気性を具してした。彼がなにごとかをやり切った時の満足気な表情は絵画や彫刻となり、人々が範としたという。以来、こうした彼がたびたび感じた心情を、彼の名を取って「充・実感」と言うようになった・・・という、本当のような嘘の話が密蔵院に伝わっているとか、いなとか。ぐはは。数えたら254枚の「段ボール地蔵の言いたい放題」が書けた。集中力と達成感、そして、ちょっとした充実感を味わっている彼岸二日目である。むはは。
和尚ブログ ほうげん日記
2018年09月21日