プロの人たちがどんな練習をしているのか、少しかじっている自分たちも体験してみたい--そう思うのは良くわかる。密蔵院を会場に月に一回行っているご詠歌の先生たちのブラッシュアップ講習は、いわばプロの練習の場だ。唱え方のレベルアップやレベルキープ(これが一番大切なのだが)はもちろん、歌詞からどんな教えに展開し、その教えをどのように日常の生活に落とし込んでいくのかを参加者全員で掘り下げていく。かなり意識が高くないと、圧倒されて居心地が悪いと思う。今日は、ある所で月に一回勉強しているご詠歌の先生たちが「私たちも体験したい」と呼んでくださった。密蔵院でやっているレベルでやってしまうと、「とてもそこまでやる気はない」と開き直られてしまう可能性がある。そうならないためにはある程度スキを作らないといけないと思う。全力を尽くしてスキを作るなどやったことがないが、これも私の力試し。試して駄目だったら、そこで「まだまだやることがあるな」とニヤリと笑って自分磨きをしていこうと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2018年09月13日