暗くなったので境内の門を閉めにいくついでに、閻魔さまの前の水を補充しに行った(この水を閻魔さまに杓でかけて「私のついた嘘を水に流してください」とお参りするのだ)。すると小学生二人が、暗い中でスポットライトに照らされた閻魔さまに水をかけた後に、熱心に手を合わせて何か祈っている。そっと近づくと「お母さんに怒られませんように。お母さんに怒られませんように」と早口で言いながら手をすり合わせている。私は、お母さんよりも閻魔さまのほうが怖いと思うのだが、目下のところ、彼の問題は閻魔の怖さをはるかにしのぐお母さんの恐ろしさのようである。あはは。君は一体、何をしでかしたのだ?
和尚ブログ ほうげん日記
2018年02月26日