出版まで佳境に入った一冊の筆者校正。私が書いた原稿の中に「照るテル坊主」という表現を見つけた。かなり前に書いた原稿だが「照る照る坊主」か「テルテル坊主」か悩んで、結果的に喧嘩両成敗のような表記のまま、出版社との間に入ってくれている編集のMさんに渡してしまったのだろう。ほぼ最終校正だから、ここでしっかりやっておこうと、久しぶりに『記者ハンドブック』(共同通信社)を引っ張りだして調べた。「照る照る坊主」は、共同通信社では「てるてる坊主」と表記するのが基準になっていることが判明した。筆者が言葉に対して余程のこだわりがないかぎり、ハンドブックに従うに如(し)くはない。文章を書く人間には、たよりになる一冊だ。※ピンボケ写真でごめんなさい。
和尚ブログ ほうげん日記
2018年01月19日