「般若心経の唱え方がわからないんです」という方は少なくない。そこで、昔から密蔵院で地域のお年寄りがやっていた「お寺講」という拝む会の名称を変更して「読経の庭」にして20年ほどがたつだろうか。しかし、「法話の辻」(奇数月)でも、月に一回の「写仏の庭」でも般若心経を唱えるから、「読経の庭」は毎月やらなくてもいいだろうと思うようになった(参加者が数人になったというのが最大の理由かもしれない)。来年からは、正五九(しょうごく、四カ月に一回何かをやる時の昔からの目安。正月、五月、九月のこと)に開催することにした。「始めることより、続けることより、減らしたり、やめたりするのが大切なこともある」は、人生を身軽に生きるために作った自作の座右の銘である。
和尚ブログ ほうげん日記
2017年12月21日