「住職、かなりヤバイ実話怪談の朗読をすることになったのでお祓いしてもらえますか」と役者のNさんからの依頼を受けて、夕方五時からお祓いをした。なぜそんな遅い時間にやるかというと理由がある。お祓いのあと、夕飯を一緒に食べよう(飲もう)という魂胆があるからだ。うはは。幽霊も化け物も物の怪(け)も、坊主にとっては大した違いはない。この世を愉しくすごすための晩酌を邪魔されるほどのものは、そうあるまいという話である。
和尚ブログ ほうげん日記
2017年09月06日