午後1時から行った「迎え盆法要」は超満員。開始してからもお墓参りや掃除をしている方がいるから、法要中にもっと人が増える。仕方がないので、法話を先にやって「お経が始まったらお焼香して、ご先祖を連れて帰っていただいて結構です」と案内した。それでもお経が終わるまで本堂に残っていた方がいた。遅いお昼ごはんを食べていると家内が言った。「さっきのやり方はおかしいと思う。お経を最後まで聞いて、最後にあなたの法話を聞いてから帰りたいはずよ。いくら先に法話をしたからって、『お焼香したら帰っていいです』なんて、法要の意味がないと思う」。正論である。はやり元のやり方に戻そうと思った。こういうことを言ってくれる人がそばにいるのはありがたい。一人で何でもやってしまう坊さんは、このような計画→実行→検証→改善→計画というシステムが機能しないだろうと思った。
和尚ブログ ほうげん日記
2017年08月13日