動詞が二つつながる用法を複合動詞というらしい。「連れ去る」「流れ行く」「飛び散る」「有り余る」「持て余す」などだ。原稿を書いていると、この表記に困る。一般的に文章をザッと見て、ひらがな7割、漢字3割くらいが「読もう」という目安だろう。漢字が四割以上になれば、読むのが面倒になる。だから、複合動詞も漢字二つのうち一つはひらがなに置きかえたいのだ。どちらをひらがなにするかは、基本的に筆者に任されるのだが、悩む。そこで、頼りになるのが『記者ハンドブック』だ。私は共同通信社のものを使っているが、新聞社によってどうするかは異なる。今日も、法事のあと10時間もそんなこんなの悪戦苦闘だったが、これで出版社に送れる原稿になった。ほっと一息である。
和尚ブログ ほうげん日記
2017年02月11日