お盆を前にお墓掃除を終えて、お線香を買いに汗だくになって玄関に入って来る檀家さんが額や頸の汗を拭きつつ「暑いですねぇ」と異口同音。「いっそ、梅雨明け宣言でも発表されれば納得できるんですがねぇ」と汗をぬぐいながら言う私。不思議なもので、「梅雨あけしました。夏でございます」となれば、暑さに対する覚悟のほどが違ってくる。覚悟は両方とも「さとる」である。覚悟ができれば愚痴も出ないだろう。愚痴がこぼれるのは、覚悟ができていないからなのだと痛感した。覚悟の数を増やしたいものだ。
和尚ブログ ほうげん日記
2016年07月12日