『会うならばある日五月の雨上がり水玉模様のワンピース着て』--俵万智さんの歌である。家内が病院ではなく美容院でもらってきたカレンダーの五月に、カーネーションの花の写真とともに書いてある。a母音が並んださわやかで素敵な歌で、思わず声に出したくなる。それだけでなく、余計な説明がないのにイメージがすぐにフッと浮かぶ。おおた慶文さんのイラストのようだ。この歌と慶文さんのイラストを同時に載せるのはベタすぎて辟易される方も多いだろうが、今日のさわやかな東京の天気に免じてお許しいただきたい。梅雨入りまでは今日の天気のように、心もカラッとしていたいと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2016年05月08日